2021年5月18日火曜日

【施工は大成建設】としまえん跡地開発(東京都練馬区)、本体工事がスタート

新施設の完成イメージ(西武鉄道報道発表資料より)

  東京都練馬区にあった遊園地「としまえん」の跡地を開発する「スタジオツアー東京-メイキングオブハリーポッター」の本体工事がスタートした。▽ワーナーブラザースジャパン(施設運営者)▽西武鉄道(土地所有者)▽伊藤忠商事(施設建築者)▽芙蓉総合リース(施設所有予定者)-の4社が連携し、プロジェクトを推進する。施工は大成建設。2023年前半のオープンを目指す。

 昨年8月末に閉園したとしまえん(向山3の25の1)の跡地(敷地面積9万0544平方メートル)にS造2階建て延べ約3万平方メートル、高さ約15メートル規模の施設を整備。映画「ハリーポッター」シリーズなどの世界観を再現した体験型エンターテインメント施設となる。設計は久米設計。着工に先立ち、13日に起工式を開いていた。

 着工に当たり4社の幹部がコメントを発表した。米ワーナーブラザースのジェフ・ネイグラー氏(ワールドワイドスタジオオペレーションズプレジデント)は「23年オープニングに向け、大きな1歩を踏み出した。周辺環境に配慮して事業を進める」と表明。伊藤忠商事の吉田朋史副社長は「工事を安全かつ着実に進め、素晴らしい施設になるよう努める」と意欲を示した。

 西武鉄道の後藤高志会長は「多くの人々を元気にするアフターコロナの象徴的な場所になると確信している」と期待。芙蓉総合リースの辻田泰徳社長は「『地域社会の発展』と『住み続けられるまちづくり』の貢献を目指す」とした。

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