2021年5月20日木曜日

【万博公園に大規模アリーナ】大阪府、施設の整備・運営事業者に三菱商事都市開発ら3者JV選定

施設の完成イメージ(大阪府提供)
 

 大阪府は「万博記念公園駅前周辺地区活性化事業者」の公募型プロポーザルで最優秀提案者を三菱商事都市開発と米アンシュッツ・エンターテインメント・グループ(AEG)、関電不動産開発でつくるJVに決めた。日本万国博覧会記念公園(吹田市)の最寄りの同駅周辺に西日本最大級のアリーナ(延べ床面積6万9550平方メートル)や商業・カジュアルホテル棟、ホテル棟、オフィス棟、共同住宅の整備を提案。2023年に着工し、アリーナなどの第1期事業を27年に開業、第2期以降の事業は32~37年に順次オープンする予定。

 同JVの提案によると、アリーナ棟は最大収容人数が1万8000人で、このうち固定観客席は1万3400席。年間イベント数は165回で、来館者数は約180万人を想定している。

 このアリーナが完成すると、世界フィギュアスケート選手権やプロテニスWTA(女子テニス協会)ツアー、NBA(北米プロバスケットボールリーグ)公式戦などの国際スポーツ大会の誘致が可能になる。

 同JV第1期事業でアリーナのほか商業・カジュアルホテル棟と共同住宅(267戸)、エネルギーセンターを整備。第2期事業ではオフィス棟とフルサービスホテル棟、第3期事業でオフィス棟と商業棟、共同住宅、第4期事業でオフィス棟と共同住宅を建設すると提案した。

 大阪モノレールの同駅南側の事業対象用地(千里万博公園23の17)の全体面積は約16・9ヘクタール。

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