2021年5月17日月曜日

【Bunkamuraも大規模改修】東急百貨店本店(東京都渋谷区)建替、2023年春以降に解体着手

 東急は、東京都渋谷区の「東急百貨店本店」を建て替える。2023年春以降に建物の解体工事に着手する。隣接する複合文化施設「Bunkamura」も大規模改修し、一体的に再開発する方針。解体施工者や新たな施設の規模、開業時期などは決まっていない。

 東急百貨店本店の所在地は道玄坂2の24の1。1967年に竣工した。建物はSRC造地下3階地上9階建て(屋上含む)。延べ床面積は公表していない。設計は東急不動産、施工は東急建設が担当した。

 建て替えは▽東急▽Lキャタルトンリアルエステート(LCRE)▽東急百貨店-の3社で進める。「『感動』『高揚』など真の豊かさを感じる、日本を代表するワールドクラスクオリティーの施設」を目指す。一体化するBunkamura(道玄坂2の24の1)は23年4月から休館する。

 東急の高橋和夫社長は「本計画が『エンタテイメントシティ SHIBUYA』の魅力を高め、次の100年を担うシンボルとなるよう、東急グループの総力を挙げて推進していく」とコメントした。

 東急は渋谷駅周辺で複数の開発を計画している。昨年は渋谷駅に直結する「東急百貨店東横店」を閉店し、解体工事に着手した。跡地にはJR東日本、東京メトロの2社と共同で大型複合施設「渋谷スクランブルスクエア」の第2期棟となる中央棟と西棟を建設する。

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