2021年5月24日月曜日

【2025年2月までのオープン目指す】阪神タイガースら、2軍本拠地を兵庫県尼崎市に移転

 阪神急行電鉄とプロ野球阪神タイガースは21日、兵庫県尼崎市への2軍本拠地移転に向け、同市と基本協定を締結した。

 兵庫県西宮市の鳴尾浜球場から阪神本線大物駅近くの小田南公園(尼崎市)に移り、阪神タイガース専用の球場や練習場、選手寮などを整備する。2022年末にも着工し、球団創立90年となる25年2月までのオープンを目指す。

 市が13日、阪神タイガースのファーム施設を小田南公園に誘致することを申し入れ、3者連携による公園の整備・管理運営の実現に向け、「小田南公園整備事業」に関する基本協定を結んだ。

 基本協定では、阪神電鉄が公園北側の第1工区に阪神タイガースの野球場と練習場、公園の野球場と一般の園地を整備し、市に寄付。市は阪神電鉄に営業権を与える。球場には3000~4000席のスタンドも設ける。阪神なんば線を挟んだ公園南側の第2工区には室内練習場や選手寮、クラブハウス、駐車場などを整備し、阪神タイガースが使用する。既存の公園ゾーンは縮小するものの、芝生広場や園路、遊歩道を設ける予定だ。

 3者は今後、公園施設を活用して地域活性化のための連携イベントを実施するなど相互に協力する。供用日は25年2月1日までをめどに別途協議の上、決定する。

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