◇話題の現場で施工管理に奮闘◇
1年の研修を経て配属されたのが、福岡市の中心部で進む「天神ビッグバン」プロジェクトの初弾に位置付けられる建築工事。今月上棟し、来年9月の竣工に向けた仕上げに入っていく現場で、段取りや工事写真による記録などを担当している。
入社3年目。「勉強中」という現場では「次の作業で職人さんたちに何が必要か」を自分なりに考え、準備する。段取りがうまくいけば感謝されるが、失敗すれば迷惑を掛けてしまう。
仕事での悔しい思いは別の現場などで働く同期に電話で話す。「同じような悩みを共有し合える大切な存在」という。
北九州・門司の出身。港とレトロな建物が立ち並ぶ大好きな景色を見ながら育った。やがて街づくりに興味を抱くようになり、建築を志すことになった。
現場での自分の役割はまだ小さい。それでも「いろんな人の手が加わって出来上がっていくことを日々実感する」。それが福岡の新しい街のシンボルとなる。
将来は「街並み全体を形成するような都市計画にも携わってみたい」という夢を持ちながら、今は目の前にある施工管理の経験を積み重ねていくことにまい進していく。
食べ歩きが好き。「SNS(インターネット交流サイト)でおいしそうなお店を見つけて休日に行ってみる」。最近は友人と京都の嵐山を訪れ、「お番菜の食べ放題を楽しんだ」とうれしそうに話す。
(むらかみ・えりか)
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