◇多くの現場に関わり成長したい◇
建物に興味があり、大学に進学する時、工学部の建築学科を選んだ。研究室は建築設備関連。空気の流れや熱源の場所など「デザインや意匠の視点からでは見えない部分が見られる」面白さに気付いた。就職活動を経て卒業後に念願の設備工事業界に飛び込んだ。
入社後は新築の現場に配属されて経験を積み、入社3年目の今年7月に初めて改修工事の担当に就き、一人で現場に常駐している。工程管理や人員配置などに奮闘する日々。初めての出来事に困惑することもある。ただ「どう改修していくか一つ一つ学んで実践するところに改修現場の面白さがある」と話す。
経験した工事は少ないが最も印象に残っているのは病院の新築プロジェクト。「特殊な設備が多く勉強になった」。協力会社との連絡を心掛けスムーズに工事が進んだ現場で達成感も大きかった。
「さまざまな地域で工事に携わる」のが今の希望。多くの現場に立ち、成長の糧にしたいという思いが強い。現場の大変さを実感しながらも「たくさんの人と一つの目標に向かい、建物を完成させた時のやりがいは格別」と頬を緩ませる。
趣味は登山。地元の大分に帰省した時にはよく登りに行く。オンとオフを切り替えるため休日はいくら疲れていても必ず外出する。心も体もリフレッシュするので、週初めの足取りはいつも以上に軽い。
(第二技術部第一課、かわの・わかな)
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