静岡市は16日、JR東静岡駅北口を最有力候補としているアリーナの整備・運営に関するサウンディング(対話)公募型市場調査の実施要領を公表した。
これまでも民間事業者などへのヒアリングは行っていたが、施設規模や事業手法などの方向性を固めるため幅広く意見を求める。参加申し込みの期限は27日。12月3日から18日まで対話を行う。調査結果の概要は2021年3月に公表するほか、建設地も本年度内に決定する。
計画しているアリーナは従来の体育館とは異なり、市で開催機会が少なかったプロスポーツ観戦や大規模コンサートなどの鑑賞が可能な「観る」機能を重視した施設とする。候補地は東静岡駅北口(葵区東静岡1)の市有地約2・4ヘクタール。現在、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーでアリーナ誘致関連調査を進めている。
アリーナの想定規模は5000~1万席程度。対話調査では、事業性や敷地面積、近隣の同種・同規模施設との競合の可能性や優位性などのほか、施設機能や規模、想定する付加機能・施設、整備・運営スキーム、必要な契約条件、リスク分担、今後のスケジュール、市への期待・要望事項など幅広く意見を聞く。意見を踏まえ建設地を決定するほか、21年度に施設計画を固める予定だ。
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