2020年7月10日金曜日

【感染対策と熱中症防止を両立】三井住友建設、フェースカバリングの作り方HPで公開

 三井住友建設は9日、新型コロナウイルス対策と熱中症のリスク低減を両立するため全現場に導入しているフェースカバリングの作り方をホームページ(HP)にアップした。

 公開したのはフェースカバリングの原寸大型紙データと「ヘルメットあごひも固定タイプ」など3タイプの作り方。暑さが本格化する時期に向けできるだけ多くの人、企業に役立ててもらう。

 同社は6月から、スポーツなどで使うクールタオルの布地を使ったフェースカバリングを現場に導入している。肌に触れても清涼感があり夏場の作業をサポートする。現場作業で使用するマスクの代替品として、社員と協力会社の作業員約2万人に順次配布している。

 現場で配ったところ好評だった。同じ物を使いたいという人のために同社は企業や個人が自由に作れるよう型紙と作り方をHPで公開することで、飛沫(ひまつ)感染の防止と熱中症の予防に役立ててもらう。

 公開したフェースカバリングは▽ヘルメットのあごひも固定タイプ▽頭部固定タイプ▽耳かけタイプ-の3種類。縦18センチ以上、横30センチの生地とマスク用ゴムなどを使って作る。同社は新型コロナの感染対策として現場ではマスクの着用を求めていた。ただ気温が高い夏季にマスクを着用して作業すると熱中症の発生リスクが高まる。

 同社はマスクの代替品としてフェースカバリングを導入。フェースカバリングは鼻の上から顔の下半分を覆うものの、顎部分を開放している。一般的なマスクと比較して熱中症の発症リスクが低減できるという。詳しい作り方はHPへ。

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