2020年7月21日火曜日

【2022年度着工めざす】新宿駅西口地区開発計画(東京都新宿区)、設計は日本設計

 小田急電鉄と東京メトロが東京・新宿駅西口で計画する「(仮称)新宿駅西口地区」の開発事業で、設計を日本設計が担当することが分かった。

 同社は東京都の環境影響評価(環境アセス)手続きに伴う調査計画書の作成業務も担う。施工者は決まっていない。年度内の都市計画決定を経て、2022年度の着工、29年度の竣工を目指す。

 計画地は新宿区西新宿1の1(区域面積約1・6ヘクタール)。小田急百貨店や新宿ミロードなどの商業施設、小田急電鉄の鉄道設備などを建て替える。

 現状の計画によると、建て替え後の規模は地下5階地上48階建て延べ28万1700平方メートル。高さは約260メートル。低層に商業施設、業務を高層部に入れる。イベント利用を想定した空間やコワーキングスペースなどを設け、ビジネス機能の発信と創出を促す。

 計画地を含むエリア「新宿駅直近地区」は、都が土地区画整理事業(事業区域面積約10・1ヘクタール)を計画。駅前広場の整備と線路上空の東西連絡デッキを柱とする「グランドターミナル構想」実現に向けた基盤整備を進める。連動して開発事業でも、地上と地下、デッキレベルの広場、ビル中層部の滞留空間「スカイコリドー」などを整える。

 19年5月の東京圏国家戦略特別区域会議で、同事業は都市再生プロジェクトが追加提案された。都の都市再生特別地区の制度を活用し、容積率の緩和などを受けたい考えだ。

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