2020年7月27日月曜日

【予定価格は500.3億円】瑞穂公園陸上競技場PFI(瑞穂区)WTO入札公告

名古屋市は22日、PFIを導入する「名古屋市瑞穂公園陸上競技場整備等事業」の総合評価一般競争入札(WTO対象)を公告した。31日に現地見学会を行い、参加申請を9月3日から7日まで受け付ける。

 10月14日から16日まで官民対話を実施する。事業提案書の提出日と入・開札日は2021年1月6日。同3月上旬に落札者を決め、基本協定を締結する。議会の承認を得て、同7月に事業契約を結ぶ。予定価格は500億3545万4546円(税込み)。

 参加できるのは、新施設の設計、工事監理、建設、現施設の解体・撤去、公園全体の維持管理・運営担当企業で構成するグループ。このうち、設計企業は1級建築士事務所、建設企業は建築工事A等級で、建築一式工事の総合評点1100点以上などが条件。

 瑞穂区山下通5ほかにある同公園は、第1種公認陸上競技場はじめ各種スポーツ施設を備える総面積約24ヘクタールの総合運動公園。PFI事業者は、現陸上競技場の解体・撤去、新競技場の建設と広場や散策路、駐車場などの整備に加え、既存の北陸上競技場、ラグビー場、野球場、相撲場、テニスコート、体育館(建設中)などを含めた公園全体の維持管理・運営を担当する。事業方式はBTO(建設・移管・運営)。提案により民間収益施設の整備・運営も可能。

 新陸上競技場は、26年の第20回アジア競技大会でメイン会場に利用される。総延べ約6万4000平方メートルで、約3万席の観客席をすべて大屋根で覆う。アジア競技大会の開・閉会式では、フィールド内に約5000席の仮設席を設けて対応する。フィールドや競技・運営関連諸室は、国際的な陸上競技大会、サッカーJリーグ公式戦の開催に必要な機能を備える。

 新陸上競技場の設計・建設期間(解体、公認等取得、開場準備含む)は21年7月から26年3月まで。同4月に供用を開始する。そのほかの建築施設、公園施設も21年7月以降に整備を進め、アジア大会開催までに完成させる。ただ、宿泊研修棟の改修は、一部を除き大会後になる。公園全体の維持管理運営期間は、23年4月から41年3月まで。

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