2020年7月10日金曜日

【施工は大成建設JV】SOMPO美術館(東京都新宿区)が開館

 損害保険ジャパンが東京・西新宿に建設した「SOMPO美術館」が10日に開館する。報道陣向けの内覧会を9日に開催。外観は日本を代表する洋画家、東郷青児(1897~1978年)の作品から着想を得て、曲線状のデザインで軽やかさや柔軟さを演出した。

 内部は1、2階に木材をふんだんに使い温かみを表現。3~5階は白を基調とし展示する絵画などを際立たせるようにした。

 美術館の所在地は本社のある新宿区西新宿1の26の1(敷地面積9300平方メートル)。建物はRC造地下1階地上6階建て延べ3955平方メートルの規模。設計は大成建設で、大成建設・清水建設・鴻池組JVが施工した。

 1階はエントランスホール、2階はミュージアムショップが入り、3~5階が展示室となる。展示室の総面積は755平方メートル。デザインは丹青社が手掛けた。

 本社ビルの42階にあった「東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館」の機能を移転。東郷青児ら現代日本人洋画家の作品や、同美術館が所蔵するゴッホの「ひまわり」などを展示する。

 1月30日に完成。5月28日に開館予定だったが、新型コロナウイルス流行を受け延期していた。

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