2020年7月10日金曜日

【ケーブルカーとロープウエーの結節機能向上】早雲山駅舎(神奈川県箱根町)の全面リニューアル完了

 小田急箱根グループは、箱根登山ケーブルカーと箱根ロープウェイの乗換駅である「早雲山駅舎」(神奈川県箱根町)の全面リニューアル工事が完了し、9日に供用開始したと発表した。

 新駅舎は交通結節点としての機能強化をテーマに、鋼索線(ケーブルカー)で国内初となる昇降式ホーム柵を設置。エスカレーターや多機能トイレを新設するなどバリアフリーにも配慮した。授乳室や救護室を設置。1階フロアに噴石対策を施し、火山活動が活発化した場合は一時避難施設として利用できる。

 所在地は強羅1300の328。建物主は箱根施設開発、運営は箱根登山鉄道と箱根ロープウェイ。施設は地下1階地上2階建て延べ約1700平方メートルの規模で、設計を小田急エンジニアリング、施工はフジタが担当した。

 昨秋の台風19号で被災し長期運休している箱根登山鉄道も23日から営業運転を再開する。早雲山駅舎の全面リニューアルで箱根エリアの回遊性を高め、集客力アップにつなげる考えだ。

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