2020年7月15日水曜日

【2020年7月豪雨】JR九州、橋梁流失など被災345カ所に

流出した球磨川第1橋りょう(提供:JR九州)
JR九州は2020年7月豪雨による被災状況(12日時点)を発表した。橋梁が3カ所で流失するなど17路線で345カ所の被災を確認。被災箇所数は17年の九州北部豪雨の3倍超に及び、「復旧にはかなりの時間を要する」(同社)見込みだ。

 最も被災箇所が多かったのは久大本線で145カ所。「第二野上川橋りょう」が流失し、橋脚の傾斜、トンネル・線路への土砂流入、盛り土の流出などを確認した。肥薩線では「球磨川第1橋りょう」と「第二球磨川橋りょう」が流失し、盛り土・路盤の流出など65件の被害があった。

 鹿児島本線は熊本地区、鹿児島地区でそれぞれ大規模な土砂流入が発生するなど26件の被害を受けた。その他の路線でも倒木や土砂流入、線路浸水、盛り土流出など109件の被害があった。

 今後の気象状況や調査の進捗(しんちょく)により被災箇所はさらに増加が見込まれる。列車への影響では3~10日に20路線で運休が発生し、約19万人に影響が出た。

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