千葉県柏市の柏駅西口北地区市街地再開発準備組合(岡田敏英理事長)は再開発事業の施設計画案をまとめた。柏駅西口周辺の密集市街地を再整備し、商業施設棟と住宅棟合わせて6棟総延べ25万平方メートルを建設する。
年度内に都市計画変更素案をまとめ、2021年春に市へ都市計画提案を提出。同秋の都市計画決定を見込んでいる。総事業費は約1100億~1200億円を見込む。
事業区域は柏駅と線路、都市計画道路(末広あけぼの線)、柏第一小学校に囲まれた約35万平方メートル。事業区域のうち柏駅に近接する場所に商業関連ビル3棟、住宅棟3棟を柏第一小寄りに配置する。主な用途は商業、教育、病院、住宅、駐車場など。
柏駅西口の既存ロータリーが手狭なため、企業バス乗り場やタクシープールなど一部機能を再開発エリア内に移転する。柏駅と国道6号を結ぶ末松あけぼの線は、一部区間の道路幅を16メートルから25メートルに拡幅。再開発エリアを周回する幅8メートルの都市計画道路(仮称)末広周遊線を新規整備する。同駅西口のシンボル空間として末広あけぼの線に面するエリアに交流広場を設ける。
再開発で建設する6棟の詳細は今後詰める。住宅棟は40階建て程度のタワーマンションになる見込み。柏駅西口とはデッキで結び歩行者同線を確保する予定。
地権者は約100人。都市計画決定の手続きが順調に進めば地権者同意を経て1年程度で本組合設立。約3年半後に着工する。施工者は本組合設立後に募集する。事業協力者として三井不動産、都市計画・施設計画、再開発コンサルタントとして日建設計が協力している。
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