イオンタウン(千葉市美浜区、加藤久誠社長)が神奈川県小田原市の日本たばこ産業(JT)小田原工場跡地で計画している大型商業施設の概要が明らかになった。
2階(一部3階)建て延べ4万8000平方メートル規模の複合商業施設で、2023年度の開業を目指す。同社が小田原市に都市計画の変更を提案した。今後、市は同社の提案を基に原案を作成し、都市計画手続きを進める。順調に進めば21年7月にも都市計画決定できる見通し。
計画地は久野333の1ほか。区域面積は約8・7ヘクタール。11年に廃止されたJT小田原工場の跡地で、13年にイオンタウンが取得した。同社は18年5月、市に大規模商業施設建設の都市計画提案をしたが、交通や周辺商店などへの影響に課題が指摘されたため再検討していた。同社は施設規模を縮小するとともに周辺交通などへの配慮を加えた変更計画をまとめ、6月30日に再提案した。
変更計画によると階数は2階建て一部3階建て。高さは25メートル。延べ床面積は4万8000平方メートル(当初計画では6万平方メートル)。バックヤードを含む特定大規模建築物床面積は4万4000平方メートル(同5万6000平方メートル)、物販や飲食店舗だけの商業施設延べ床面積は3万平方メートル(同3万4000平方メートル)。
敷地は2区画に分かれている。工場跡地のA地区は約6・3ヘクタールで店舗と駐車場を建設する。JTのグラウンド跡地のB地区は約2・4ヘクタールで駐車場になる。
変更計画では道路の新設と拡幅、迂回(うかい)路の新設、周辺道路の壁面後退、歩道状空地の確保、歩行者通路確保などで安全確保と渋滞緩和を提案している。核店舗はイオンリテールが出店予定で、このほかの専門店などは未定としている。
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