2020年10月13日火曜日

【県民アンケートで正式決定】気仙沼湾に復興のシンボル、名称は「気仙沼湾横断橋」

 国土交通省が東日本大震災の復興道路として宮城県気仙沼市の気仙沼湾に架けた橋梁の名称が「気仙沼湾横断橋」に決まった。

 東北地方整備局仙台河川国道事務所、県、気仙沼市が8~9月に県民にアンケートした結果、事前に提示した3案(気仙沼復興大橋、気仙沼リアス大橋、気仙沼湾横断橋)で最も人気を集めた。

 アンケートでは計1178票の有効回答があった。3案別の票数は非公表。気仙沼湾横断橋に対する主な賛成意見として、「スケールの大きさを表現できる、インパクトがある」「美しい気仙沼湾を横断する橋であることをイメージしやすい」「仮称として親しまれている、愛着がある、定着している」「所在を端的に示しており、分かりやすい、覚えやすい」などが寄せられたという。

 気仙沼湾横断橋(橋長1344メートル)は、国交省が復興道路と位置付けて整備している仙台市と青森県八戸市を結ぶ三陸沿岸道路(延長359キロ)の一部を形成する。舗装や標識設置などを経て12月に工事が終わる予定。完成すれば斜張橋として東北地方で最大級の規模になる。復興道路のシンボルや気仙沼の新たなランドマークとして国や地元の期待を集めている。三陸道は21年度中の全線開通を予定している。

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