2020年10月22日木曜日

【TOTO調査、非接触に関心高まる】公衆トイレ、自動水栓望む声が9割

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を機に不特定多数の人が訪れる公共施設の「非接触」対応への関心が高まっている。

 TOTOが国内在住の日本人に行った調査で、公衆トイレに自動水栓を望む人が90%に上ることが分かった。同社では「より衛生的に手洗いができ、混雑を避けながら使用できる公衆トイレが望まれている」と分析している。

 調査は5月にインターネットで実施。「新型コロナ流行後、公衆トイレで手を洗う」と答えた人の中から20~60代の男女2000人を対象にした。公衆トイレで自動水栓があれば使いたいと回答した人は91%だった。非接触型のせっけんを使いたいと答えた人も87%に上り、水栓だけでなく、自動水せっけんを望む人も多いことが判明した。

 公衆トイレの混み具合を「とても気になる」と答えた人は37%、「気になる」と答えた32%と合わせると約7割が3密(密閉・密集・密接)を懸念していた。新型コロナ流行前は混雑を気にする人は45%だった。

 調査結果を踏まえ、TOTOは住宅・非住宅を問わず、非接触型商品の提案を推進する構えでいる。

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