三井不動産は27日、東京・日本橋でのホテル開発に当たり、米ヒルトンとブランディング・マネジメント契約を結んだと発表した。ヒルトンの最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア・ホテルズ&リゾーツ」が国内に初めて進出。「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」として2026年の開業を目指す。
ホテルは三井不が参画する「日本橋一丁目中地区第1種市街地再開発事業」(中央区日本橋1、区域面積約3ヘクタール)で整備する再開発ビルに入る。「C街区」の地下5階地上52階建てのビルのうち、39~47階に入居。60平方メートル以上のキングルームなど、計197室を配置する。三つのレストラン、ラウンジ、屋内プール、スパ、フィットネスセンター、宴会場、チャペルを備える。三井不は再開発事業に伴う権利変換によって、ホテル部分を取得する。
再開発事業は組合が事業主体となり推進する。11月10日から清水建設(代表)、大林組、錢高組の3者乙型JVの施工で解体工事が始まる。A~Cの3街区に分け、総延べ38万0300平方メートルの複合施設群を建設する。設計は日建設計が担当。21年度に本体着工し、25年度の竣工を目指す。
三井不の川村豊執行役員ホテル・リゾート本部長は「新たな大規模ミクストユース開発での進出が決まり、日本橋エリアの街づくりの核の一つとなることに期待している」とコメントした。
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