広島市は22日、設計・施工一括(DB)方式で行う「サッカースタジアム等整備工事」の委託先を選定する公募型プロポーザルを公告した。
11月16~18日に参加表明を受け付け、12月1日に競争的対話を実施した後、2021年2月15、16日に技術提案、参考見積もり、VE提案を求める。同3月12日にヒアリングを行い、同3月17日にVE提案の採否を通知、同3月22~24日に改善された技術提案と参考見積もりを受け付ける。同3月30日にプレゼンテーションを実施、翌日に最優秀提案者を選定し通知する。事業費参考価格は257億0400万円。
参加は2者以上のJVで、サッカースタジアムの施工を行う者は1者以上3者以下、ペデストリアンデッキの施工を行う者は1者以上2者以下、設計・工事監理を行う者の数は任意とする。設計企業は建築関係建設コンサルタント業務の「建築一般」と土木関係建設コンサルタント業務の「鋼構造及びコンクリート」「道路」に登録されている者で、延べ1万平方メートル以上の観覧席を有する球技場または陸上競技場の新築、増築、改築、大規模改修の実施設計、橋長が25メートル以上の鋼橋詳細設計の業務実績を有することなど。
施工企業は単体または5者まで(サッカースタジアム施工企業は3者まで、ペデストリアンデッキ施工企業は2者まで)のJV。建築一式工事、鋼構造物工事、土木一式工事のすべてに認定されていること、サッカースタジアム施工企業は単体とJV代表者は総合評定値が建築一式工事で1200点以上、JVの代表者以外は900点以上あること、ペデストリアンデッキ施工企業は単体とJV代表者は鋼構造物工事の総合評定値が1200点以上、JVの代表者以外は900点以上あることなど。
市は中央公園広場にサッカースタジアムを建設するとともに、効果的なにぎわい機能の導入などにより中央公園広場全体が一体的に機能するような広場エリアの再整備を行う計画。今回選定される事業者はサッカースタジアム新築、広場エリア整備、ペデストリアンデッキ新設を行う。サッカースタジアムは「世界に誇れるサッカースタジアム機能を核とし、多目的かつ多機能化した都心交流型スタジアム」をコンセプトに、県内外から広く集客し、効果が県内各地に及ぶことを目指す。
計画地は中区基町15の中央公園広場約8万5600平方メートル(公園全体約42万7600平方メートル)。広場西側に観客席3万人規模のスタジアムを配置する。事業範囲はサッカースタジアム新築、広場エリア再整備、ペデストリアンデッキ新設に伴う基本設計・実施設計、工事監理、施工業務。事業期間は24年7月末まで。ただし、サッカースタジアム新築とペデストリアンデッキ新設の完成は同3月末とする。
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