2021年2月19日金曜日

【BT+コンセッションを採用予定】秩父宮ラグビー場建替、JSCがPFI手法検討業務発注

  日本スポーツ振興センター(JSC)は、東京都港区にある「秩父宮ラグビー場」の建て替えに向けPFI手法の検討に入る。

 19日に検討業務の委託先を決める簡易公募型プロポーザルを公告する。建築や構造、電気設備、機械設備といったPFI事業に伴う建築計画の策定を任せる。

 件名は「新秩父宮ラグビー場整備事業PFI手法による整備(建築計画分野)検討業務」。プロポには単体か2~3者JVが参加できる。参加申請を3月1日まで、技術提案書は同22日まで電子入札システムで受け付ける。同業務の受託企業は新施設の建設・施設運営事業を受注できない。履行期限は2022年10月31日。

 新秩父宮ラグビー場の整備を巡っては「ラグビーの振興に関する関係者会議」が1月15日の会合で、BT(建設・移管)+コンセッション(公共施設等運営権)方式のPFIを採用する方針を決めた。ラグビーだけでなく他の競技やイベントでも使用できるよう、屋根などを備えた全天候型の施設とする。三井不動産、明治神宮、JSC、伊藤忠商事の4者が計画する秩父宮ラグビー場を含む「神宮外苑地区」の再開発事業と一体で新施設を設ける見通しだ。

 同15日にJSCは「新秩父宮ラグビー場整備事業基本計画策定等支援業務」の委託先を決める企画競争手続きも開始。施設整備や管理運営の条件、事業スケジュール、事業収支などの検討を委託する。3月上旬に審査結果を通知する。履行期間は5月31日まで。

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