◇建設現場の魅力伝えたい◇
建築・土木の生産支援クラウドサービス「Photoruction(フォトラクション)」の顧客対応チームのリーダーとして奔走する。
大学の建築学科を卒業後、ハウスメーカー勤務や派遣での施工管理などを経験。海外で仕事をしたいとゼネコンの入社試験を受けていたタイミングで、写真管理や電子黒板、書類作成など現場情報を一元管理できる同サービスを知った。「こうしたサービスが増えたら、若い人がもっと建設業界に定着しやすくなる」と直感し、入社を決めた。
「お客さまが何をしたいのかを考えて提案する」ことがモットー。「効率化のために入れたツールでストレスを感じるのは良くない。押し付けるのではなく、小さく導入してもらい『使うと楽だね』とお客さまが感じて広がっていく方がうれしい」と笑顔で話す。
自身の経験から、「現場にはまだまだ人の手が必要」と感じる。オペレーターによる確認と人工知能(AI)を組み合わせて、書類作成などを支援する外注サービスを展開中。より注力するべき所に人や時間を集中してもらうのが目指す姿だ。「現場のニーズを聞きながらメニューを増やしていきたい」と意欲を見せる。
「建設業界で働く女性が魅力的だということを発信したい」とも。「格好良く働く姿を見て『これって建設現場なんだ』と伝わるといい」。休日は、読書や映画鑑賞をして過ごす。愛犬と共に癒やしの時間を満喫している。
(のざき・かや)
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