2021年2月8日月曜日

【笹塚~初台間に憩いの場】玉川上水旧水路緑道再整備、2022年度の着工めざす

  東京・渋谷区が京王電鉄笹塚~初台駅の沿線エリアにある「玉川上水旧水路緑道」の再整備プロジェクトに取り組んでいる。

 老朽化した遊具や親水施設などを地域のニーズに合わせ更新。街づくりのけん引役になる緑道を目指す。着工は2022年度を計画。基本・詳細設計は東京ランドスケープ研究所に委託している。区は21年度予算案に関連経費2億2600万円を計上した。

 再整備のコンセプトは「FARM」。エリアごとに機能を設定し地域の交流を育むエリア、作物を育てるエリアなどを設ける。整備に当たっては、Park-PFI(公募設置管理制度)といった民間活力の導入も視野に入れている。

 玉川上水旧水路緑道は玉川上水を地下水路にし、上部を遊歩道状に整備した都市公園。笹塚、大山、幡ケ谷、西原、初台、代々木の各緑道を1982~85年に整備した。遊具や親水施設、トイレ、駐輪場などを配置している。延長は約2・6キロ。

 完成から時間が経過し施設は老朽化。新たなニーズに合わせた再整備が課題になっていた。区は緑道がある京王線笹塚駅や幡ケ谷駅、初台駅周辺の住民と再整備の方針を協議している。今年度には「ササハタハツ会議」を開設。専門家を交えて検討を深めている。

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