先日、ウエアラブルカメラを使った遠隔臨場を取材する機会に恵まれた。作業員のヘルメットに装着したカメラで撮影した現場の映像を、離れた場所にいる監理者がリアルタイムで確認するシステム。映像は滑らかで現場の様子を鮮明に見ることができた。コスト縮減や働き方改革など導入メリットは大きいそうだ◆今でこそ活用できているが、6年前に導入した時は課題が山積みだったらしい。カメラのブレがひどく監理者が画面酔いを起こすことも。見たい箇所が確認できないケースや、リアルタイムでやりとりできないという問題もあったそうだ◆カメラの性能を高め装着位置も工夫。転送方法も見直すなど試行錯誤を続けた結果、理想の遠隔臨場に近づいたという。導入前に時間をかけて検討すれば、スムーズに活用できたのでは…。素人考えが頭に浮かんだが、導入し実際に経験したからこそ把握できる課題もあったのだろう◆記者になって半年。一人前になるには失敗も含め多くの経験を積むしかない。いつか自分が成長した時、「あの時の経験があったから」と振り返ることができるよう、日々の業務に励みたい。(松)
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