2021年2月1日月曜日

【凜】国土交通省港湾局産業港湾課・生田瑛穂さん

  ◇自然体で仕事を続けたい◇

 国土交通省関東地方整備局に採用され、本局や事務所で臨港道路の設計や工事監督、PFI事業など幅広い業務に従事した。「さまざまなことに興味関心を持つタイプ」と自己分析。2~3年で異動があり、多様な業務を担当する公務員の仕事は「自分に合っている」と語る。

 思い出深い仕事は、7~9年目に携わった羽田空港国際線地区のエプロン(駐機場)を整備・維持管理するPFI事業。発注者の立場で契約変更から設計・積算、現場、維持管理まですべての業務に関わった。「事業者と密に調整しながら物事を達成した時に大きな満足感を得られた」と振り返る。

 12年目を迎えた昨年、初めて本省勤務になった。現職ではばら積み貨物(バルク)の効率的な輸入に向け拠点となる港湾整備などを行う「国際バルク戦略港湾」の政策推進を担っている。

 ワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭の調和)に取り組みながら、「自然体で仕事を続けていく」のが今の目標。「制限のあることにも興味があれば『チャレンジしたい』と手を挙げたい。結果として後輩職員の選択肢も広がればいい」と目を輝かせる。

 趣味は登山。持ち前の健脚と旺盛なチャレンジ精神で、4年前にアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロに登った。趣味と勉強を兼ねて資格取得にも挑戦している。

 (官民連携推進室臨海部物流産業係長、いくた・あきほ)

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