最優秀提案のイメージパース(大分県提供) |
大分県は「大分空港海上アクセス旅客ターミナル建設工事基本・実施設計委託」の公募型プロポーザルで6者を対象に2次審査を行い、最優秀者に藤本壮介建築設計事務所・松井設計JVを選定した。
審査講評によると最優秀者の提案は宇宙港となる大分空港を象徴し、なだらかに空へと上昇する外観の下、県の原風景である杉林をイメージした屋内・屋外スペースが計画されており、二次交通への乗り換えがスムーズにできるなど利用者に優しいターミナルとして総合的に最も優れた提案と評価された。
県は空港アクセスとしてホーバークラフトの導入を進めており、同業務ではターミナル上屋などの基本・実施設計を行う。
最優秀提案によると大分市側(駄原)の施設はターミナル上屋が3階建て延べ1495平方メートル、艇庫が平屋2070平方メートル、立体駐車場が平屋一部2階建て526台。国東市側(安岐町下原)のターミナル上屋が平屋450平方メートル。大分市側ターミナルの大屋根と立体駐車場は津波発生時に避難できるようにする。
業務履行期限は2022年3月15日。予定工事費は約14億円。工事期間は約12カ月。プロポーザルの次点者には坂茂建築設計・東九州設計工務JVを選定した。
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