2021年2月17日水曜日

【川崎駅西口にエンタメ施設】大宮町地区市有地利活用、整備運営事業者にホリプログループ

  川崎市はJR川崎駅西口大宮町地区(幸区)にある市有地の利活用で、整備運営事業者を大手芸能事務所のホリプロ(東京都目黒区、堀義貴社長)と、建築設計などを手掛けるスピーク(東京都新宿区、林厚見・吉里裕也共同代表)の2社グループに決めた。

 音楽ホールなどエンターテインメント施設を整備し、にぎわいを創出する。設計・工事監理はスピークが担当。施工者は決まっていない。4月にも着工し2022年度のオープンを目指す。

 建設地は大宮町1の13ほか(敷地面積1027平方メートル)。施設は非木造で3階建て延べ1200平方メートルの規模になる。音楽ホール「グリーンアートシアター」など大小二つのホールを設ける予定。コンサートや講演会といった大規模イベントからダンス教室まで幅広い催しに対応できるようにする。

 屋上を階段状にして緑化し、市民が楽しめるようにする。隣接する街区とペデストリアンデッキで接続。JR川崎駅などからのアクセス性も高める。災害時には一時避難場所としてホールを開放。防災備蓄倉庫も設置する。事業期間は20年間。

 市は緑化を視野に入れ開発を保留していた。20年7月に地区の活用方針をまとめ、同10月に事業提案の募集手続きを開始。書類審査やプレゼンテーション審査で整備運営事業者を決定した。

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