復興のシンボルを体感ーー。国が東日本大震災の復興道路として建設してきた三陸沿岸道路の「気仙沼湾横断橋」(宮城県気仙沼市)で21日、3月6日の開通を記念して市民が橋を歩く「開通記念ハイウエーウオーキング」が市主催で開かれた。
公募で選ばれた市民や土地の提供者ら約800人が参加。間もなく震災から10年の節目を迎える中、橋の上から見渡せる気仙沼市街の美しい景色や復興が着実に進んでいる様子を目の当たりにした。
イベントに先立ち、菅原茂市長は「この橋を使って復興のまちづくりを進めていく」とあいさつした。気仙沼湾横断橋は20日に工事がほぼ完了。延長1344メートルで東北最大の斜張橋になる。国や市は復興のシンボルや地元のランドマークとなり、アフターコロナの観光振興を後押しする効果に期待している。
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