2021年2月25日木曜日

【仮囲いをキャンバスに】「108ART PROJECT」始動、全国108現場で実現へ

初弾プロジェクトでは悠然と泳ぐ巨大なクジラを仮囲いに描いた(撮影・花坊)

  仮囲いが都市のキャンバスに--。108ART PROJECT(事務局・山下PMC)は、建設現場とアーティストをマッチングし、仮囲いに壁画を描くプロジェクトを開始した。初弾は大阪市内の淀屋橋プロジェクトの現場で1月にスタート。2021年度に大阪、福岡、東京の3都市で第2~5弾を展開する予定だ。将来的には全国108現場での実現を目指す。描かれた壁画を映像やオンラインで公開。取り組みを国内外の現場に広げる考えだ。

 プロジェクトでは「都市の余白に、アートの力を」をテーマに、仮囲いの新たな活用方法を模索する。壁画の一部を再利用可能な素材で制作するなど、SDGs(持続可能な開発目標)にも配慮する。

 初弾の淀屋橋プロジェクトの壁画は、国内外で精力的に作品を発表する大小島真木氏が巨大なクジラを描いた。

 第2弾以降の実施予定箇所は次の通り。▽プロジェクト名(実施都市)=開始予定時期。

 ▽梅田プロジェクト(大阪)=21年5月▽福岡プロジェクト(福岡)=21年度▽赤坂プロジェクト(東京)=同▽八重洲プロジェクト(同)=同。

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