橋桁の架設が完了した「吉野川大橋(仮称)」 (西日本高速道路四国支社徳島工事事務所提供) |
西日本高速道路四国支社が徳島市の吉野川河口部に建設していた徳島南部自動車道の吉野川大橋(仮称)がつながった。干潟を訪れる渡り鳥に配慮し、主塔やケーブルのない最大支間長130メートルのコンクリート橋桁(15径間連続箱桁橋)を採用。橋長1696・5メートルで、吉野川に架かる橋の中で最も長い橋となる。
同橋は、徳島南部自動車道徳島JCT~徳島沖洲IC間(4・7キロ)にあり、2015年度に着工した。上部工は架設桁を用いたPCa(プレキャスト)セグメントによる張り出し架設工法を採用。23日に最後となる490個目のPCaセグメントの架設作業が鹿島・三井住友建設・東洋建設JVの施工で行われた。
今後、橋の連結に必要な作業や架設桁の撤去、路面の舗装などを進め、21年度中の完成を目指す。
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