オリンピック・パラリンピック等経済界協議会(豊田章男会長)は、パラリンピック東京大会の会場周辺を対象に、バリアフリー情報などを提供するサービスを19日開始した。国土交通省が調査し電子化した情報をベースにNTTがシステムを開発。スロープやエレベーターなどの設置状況を提供し、車いす利用者や高齢者がストレスなく移動できるルートを案内する。
「Japan Walk Guide」はスマートフォンで利用する。パラリンピックが閉幕する9月5日まで利用できる。専用サイトにアクセスして出発駅と目的地の会場を入力すると、通常の乗り換え検索アプリと同様、経由する駅や所要時間などが表示される。
「バリアフリールート」のアイコンも同時に表示。選択すると、会場最寄り駅から会場までの最適なルートを地図で案内する。エレベーターやスロープ、横断歩道などの状況を考慮し最適な経路を示す。
国交省は東京五輪・パラリンピックを見据え、2016年に東京都内でバリアフリー情報の調査を開始した。競技会場周辺の駅や主要ルートの約78キロの情報をオープンデータとして公開。民間事業者による新サービスの開発に期待している。サービスは同協議会が提供するホームページにアクセスして利用する。
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