◇製品の魅力、多角的に伝える◇
入社4年目で新しい商材の拡販プロモーションを主に担当する。広告掲載や販売促進ツール作成、展示会参加に加え、営業として神奈川と長野の2県を回る。思い入れがある製品は入社直後に顧客へのPR資料作りから携わった道路のひび割れ抑制シート。「舗装設計マニュアルを読み、開発者に勉強会をセッティングしてもらった。道路工事がこんなに奥深いとは思わなかった」と振り返る。導入後に現地へ様子を見に行くことも。「自分が効果を実感していないと思いが伝えられない」という思いがある。
自動運転を支援する電光掲示板など関連製品事業にも携わる。実証実験に参加し、「車だけではなく、道路側の製品も安全・安心にとって大事だと感じた。進化の過程が見られて面白い」と笑顔で話す。
学生時代の研究テーマは観光地の再活性化。衰退気味の観光地に滞在しカフェを運営しながら課題を探った。「魅力があるけれど知る手段が無いことが問題だった。どう伝えるかが重要だと思った」。それは建材商社で働く今にも通じる。
「将来は製品の販売戦略立案やマーケティングプロセスの全般をやりたい」と話し、「ほかの製品に対しても、もっと知識を吸収する必要がある」と気を引き締める。休日はギョーザなど、得意料理を家族に振る舞う。魚がきれいにおろせるようになりたいとはにかむ。
(いわきり・もえみ)
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