本間組は1日、東京港で親子見学会を開いた。父親の仕事を子どもたちに知ってもらうのが目的で、東京支店に勤務する社員の家族約20人が参加。船で港内を一周し、同社が手掛けている海上土木工事の現場を間近で見たり、港湾施設の紹介を受けたりしながら、約1時半のクルージングを楽しんだ。同社が社員の家族を対象に現場見学会を開いたのは初めてという。
一行は、船の科学館そばからチャーター船に乗船。船内では、案内役を務める支店の土木部や総務部の職員らがコンテナふ頭にあるガントリークレーンの仕組みや航行するコンテナ船、赤と白の2色の灯台の違いなどをクイズ形式で説明し、場を盛り上げた。途中、羽田空港に着陸する飛行機が船の真上を通る姿に、子どもだけでなく親からも歓声が上がった。
同社が施工中の「平成26年度新海面処分場Dブロック南側護岸建設工事(その3)」(発注者=東京都)では、処分場の護岸を形成するために設置されたケーソンが倒れないよう作業船で石を投げ入れている様子を見守った。
東京ゲートブリッジやレインボーブリッジのほか、2020年東京五輪の競技施設予定地、建設中の豊洲新中央卸売市場の近くも通り、普段は見る機会のない海からの街並みを堪能した。
船で東京湾を満喫した後は、東京みなと館へ移動。館内をゆっくり見学し、東京港の歴史を学ぶとともに、高層階からの湾岸エリアの景色も楽しんだ。参加した親子からは「お父さんの仕事を初めて見た」「夏休みの良い思い出になった」「また参加したい」などの声が上がり、大満足の様子だった。
0 comments :
コメントを投稿