足場ジャングルに突入だー |
このイベントは、若年技能者の人材確保・育成を目指して、工科系高校・専門学校の生徒や一般市民に専門工事業の仕事を理解してもらうとともに、ものづくりの魅力や楽しさ、優れた職人技を紹介・体験することで将来の職業選択に生かしてもらうのがねらい。
昨年11月の第1回は学校側の要望を踏まえ、大阪府内の工業高校を対象に、さまざまな職種・作業を体験してもらうことを目的に開催したが、本年度については、さらに裾野を広げる観点から対象を拡大、一般市民や子どもたちも参加できる形で実施することにした。
初日の開会式では冒頭、北浦年一大阪府建団連・近畿建専連会長が「実際に見て触れて、建設業で働きたいと思うきっかけになればいい」と話したほか、雇用推進研究会の川口敦正会長は「一人でも多くの若者が入ってくれるよう、ともに頑張っていこう」と強調した。
土壁をぬりぬり |
会場内では、型枠大工や鉄筋、左官、鳶など計16ブースで学生・子ども向け体験を実施。うれしそうにヘルメットを被って高さ8メートルの足場を体験したり、型枠でタイムカプセルを作ったりする子どもたちや、土壁塗りなどの作業を楽しむ学生らの姿が見られた。
このほか、31日には阿食更一郎氏(大阪府左官工業組合相談役)が「日本建築における職人の技」をテーマに講演したほか、1日には「女性技能者の活躍の場を考える」と題した座談会や若手左官職人による壁塗り競技会、現代の名工による実演などが行われた。
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