体験しなければ分からないことは多い(写真と本文は関係ありません) |
甲府河川国道事務所は14日、今年の「全日本中学生水の作文コンクール」で優秀賞を受賞した地元の中学生を招き、1日事務所長として、管内にあるインフラや工事現場の見回りなどを体験してもらう。普段目にしている川の水や、その周辺の環境がどのような専門技術や工夫で維持されているのかを伝え、水の大切さをより強く実感してもらう狙いだ。
22日には、夏休み親子見学会として、山梨県身延町丸滝で進めている中部横断自動車道丸滝トンネル工事(施工者=西松建設)の現場も公開する。丸滝トンネルは、17年度開通予定の中部横断道富沢インターチェンジ(IC)~六郷IC区間(山梨県南部町~市川三郷町、延長28・3キロ)の一部で、現場では大規模なトンネル掘削の作業を目の当たりにできる。当日は、小学校3~6年生の子どもたちと保護者の計30人程度を対象に、山間部でのトンネルの造り方などを教える。建設業で働くことに少しでも興味を抱いてもらえるよう、実際のトンネル掘削機に1人ずつ乗車できる機会も設ける予定だ。
伝えたいことをしっかりと発信することが大切だ(同) |
同事務所によると、桜田通りにトチノキが植えられたのは1912(明治45)年のことで、都内に現存する街路樹の中で、最も古いものの一つとされているという。トチノキの実はとても硬く、落ちて人や車に当たれば、被害を与える恐れもあるため、同事務所は毎年、実が成熟して落下が始まる前に、実を落とすことにしている。
当日はトチの実の配布だけでなく、実の殻を利用した人形作りや、高所作業車に乗って高い木の葉や実に直接触れられる機会も用意する予定だ。
防災・減災の意識も高めてもらおうと、7月28日には関東技術事務所主催の「夏休み親子防災教室2015」が千葉県船橋市の船橋防災センターで開かれた。地元自治体や消防、警察などもイベントに協力し、約550人の参加者が集まった。同事務所は、台風による大雨を体験できる施設や、無線で操縦する油圧ショベル、地盤の液状化現象の再現実験などを通じ、自然災害に対する日ごろの備えの大切さを子どもたちに呼び掛けていた。
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