2015年8月25日火曜日

【第3世界とやゆされた空港】NYラガーディア空港/官民連携でターミナル再整備、総事業費は40億ドル


 米ニューヨーク・ラガーディア空港で、16年初めにも官民連携手法による再整備が始まる。総事業費40億ドルをかけ、敷地内に複数ある既存ターミナルを取り壊し、一つの新ターミナルに統合。搭乗ゲートや誘導路の拡充で旅客処理能力を強化。ホテルや商業施設も新設して旅客サービスを改善する。19年に一部供用開始する予定。

 設計・施工から35年間の運営までを担うのは、カナダの空港運営会社バンテージグループや建設大手スカンスカなどが結成した企業連合。第1期工事として新ターミナルの西棟を建設する。東棟は同空港を拠点の一つとするデルタ航空が再整備を担当する。

 ニューヨーク州のクオモ知事が7月に発表した計画によると、12年のハリケーン・サンディで大規模な浸水が発生したのを教訓に敷地をかさ上げし、市中心部へのアクセスを改善する新交通システムも計画している。

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