2015年8月31日月曜日

【凛】IHIインフラシステム建設部計画1課・尾上枝里さん

担当する現場での1枚。内勤では味わえない「迫力がある」と話す

 ◇橋梁架設の迫力に魅了され◇

 祖父が大工の棟梁だったこともあり、幼いころから建設業の仕事に憧れを抱いていた。入社から3年目。今年5月には、念願かなって橋梁の架設現場の勤務となった。現場での体験はどれも新鮮だが、「(橋梁の)架設スピードは速く、デスクワークでは味わえない迫力がある」と目を輝かせる。

 やりがいは「どんなに小さくても、自分の携わった仕事が実際の架設に役立つのを実感できること」。日を追うごとに橋梁が出来上がっていく姿を見るのも「楽しい」という。現場では男性が圧倒的に多いが、やりづらさはない。むしろ「平等に扱ってくれるのがうれしい」とも。

 現場監督になるのが夢。将来はトルコなど海外の現場にも携わりたいと思うが、「大学時代はコンクリートを専攻していたため、鋼製橋梁の基礎をもっと学ぶ必要がある」。まだまだ経験が浅い自身を冷静に見つめる。

 社内には、最前線で仕事をこなしながら家庭と両立させている女性社員がいないため、将来に不安を抱くこともあるという。「できるだけ長く現場で働けるようにするためにも、勤務地をある程度限定するような制度があれば」と提案する。

 ランドマークになるような橋梁の現場で活躍するため、まずは技術を学び、経験を重ねようと、目の前の仕事に向かってひた向きに努力を続けている。

 (おがみ・えり)

1 件のコメント :

  1. 女性で現場監督なんて、すごいですね~
    どんどん 人生の先輩として活躍してくださいね

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