2015年8月18日火曜日

【現場が紡ぐ絆】45号下安家道路(岩手県野田村)/施工は戸田建設JV

現場見学の記念に写真をパシャリ!!
◇道路工事の見える化を推進◇

 岩手県野田村玉川~安家間に整備される国道45号下安家(しもあっか)道路は、戸田建設・大豊建設JVが2本のトンネル建設と合わせ道路改良、橋梁下部工を一括して手掛ける大ロット工事だ。
 浜山トンネル(延長1582メートル)、安家トンネル(延長997メートル)、道路改良(切り土8万6000立方メートル、延長123メートル)、新安家大橋の橋脚2基とケーソン基礎2基を施工している(トンネル、橋梁名はいずれも仮称)。
 同JVは工事の「見える化」を積極的に推進しており、工事のビューポイント設置、工事だよりの配布、見学会の開催に加え、先月16日にはインフォメーションセンターを開設した。

インフォメーションセンターを見学する地元の中学生
 インフォメーションセンターはJV事務所棟に隣接するプレハブ棟の2階に設けられ、工事の概要を示すパネルや建設機械の模型が展示されている。オープンに合わせ、地元の野田中学校生徒を招いて現場見学会が開かれ、トンネル掘削の進ちょくや工程の説明に早速、同センターが使用された。
 「三陸沿岸道路の整備効果や道路そのものの建設技術をたくさんの人々に知ってほしい。工事現場は常に地域の皆さんの信頼のもとで作業が進んでいるということを伝えるのも、インフォメーションセンターの大事な役割です」と戸田JVの佐々木高所長は語る。
 同センターは17年3月までの工事期間中、毎週土曜日の午前10時から午後3時まで一般に公開。現場見学会の開催時には工事説明の拠点として活用される。
 三陸国道事務所管内では同センターに続いて今月5日、山田宮古道路エリアにも情報発信施設がオープンした。南三陸国道事務所管内の吉浜道路をはじめ、三陸沿岸道路の諸現場が積み上げてきたCSR活動の成果だ。

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