◇空間への興味が公私の原動力◇
働き方改革や生産性向上といった建設産業を取り巻く環境の変化を、直轄営繕事業の入札契約動向から読み解く-。本省と地方整備局の発注状況を四半期ごとに集計。週休2日の推進や生産性向上技術の活用など諸施策の広がりを把握して、働き方改革や円滑な発注に向けた取り組みを後押ししていく。
入省2年目に近畿地方整備局営繕部整備課で設計審査に従事。庁舎を使いながらの改修工事で施設管理者と密に議論し設計を進め、「1センチの段差が解消されてすごく良かったとの声を頂いた。細かいところだが、仕事のしやすさや居心地のよさに直結している」と実感。一方、供用を始めてから分かる課題も。設計段階では見えないこともあり「どのような仕事の仕方で、どう空間を使っているのかをきちんととらえることが大事だ」と話す。
営繕部では制度や基準を作り、それに基づき建物を建てて維持管理する。「制度に携わる仕事と、最前線で建築に携わる仕事の両方を行き来しながら、ステップアップしていきたい」。
共働きで平日は互いに仕事を頑張り、休日は一緒の時間を楽しむ。長期休暇を利用した海外旅行でリフレッシュ。最近はアジアの国々が多く、「旅の面白さはまち歩き。町並みや家には人の生活が如実に表れる」。身近な空間への興味は尽きず、仕事とプライベート両方の原動力となっている。
(計画課計画調整係長、しもの・えりこ)
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