パルコは、東京都渋谷区に建設中の大型複合施設「渋谷パルコ」を11月下旬にオープンさせる。
商業施設、劇場、オフィスなどで構成。「次世代型商業施設」と銘打って、デザイン、アート、エンタテイメント性の優れる専門店を配置するとともに、デザイナーやクリエイターとさまざな取り組みを行い、感性や個性を求めて世界中から人が訪れるビルを目指す。
2015年に都市再生特別地区の決定を受け、市街地再開発事業として整備を進めていた。計画地は宇田川町15の1。規模はS一部RC造地下3階地上19階建て延べ約6・4万平方メートル。設計・施工は竹中工務店が担当している。約180店舗が入り、ファッション、ゲーム、アニメといった日本の文化の発進拠点を設ける。劇場は636席の規模。産官学民連携組織の渋谷未来デザインも入居する。
商業空間の基本構想は英国に拠点を置くデザイン事務所のBenoyが練った。高低差のある敷地を生かし、立体的な街路や屋外広場を配置する。コージェネレーションシステムを中心とした高効率エネルギーシステムなどを導入しており、国土交通省のサステナブル建築物等先導事業に採択されている。環境デザインを地下1階の「CHAOS KITCHEN」が藤本壮介氏、2階をシンガポールなどで活動するクリエーティブディレクターのテセウス・チャン氏が手掛けた。
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