広島市は14日「中央公園サッカースタジアム(仮称)基本計画策定支援業務」の委託先を選定する公募型プロポーザルを公示した。21日まで参加申請を受け付け、7月5日まで企画提案を求める。履行期限は2020年3月19日。業務にかかる費用は4980万円以内としている。
単体もしくは2~3者JVが参加できる。単体企業、JVの構成員のうち1者以上が、広島市が発注し元請として完成・引き渡しが完了した交通量推計の実績を有すること、1級建築士事務所の登録を受けていることなどを条件としている。
業務では、5月に公表した「サッカースタジアム建設の基本方針」を踏まえ、施設の具体的な整備内容や管理・運営方法等の調査・検討を行い、基本計画案を策定する。対象地は中区の広島市中央公園広場。スタジアム本体は日本サッカー協会の定める「スタジアム標準」と、日本プロサッカーリーグの定める「スタジアム検査要項」に準ずる仕様とする。
業務内容は、▽中央公園広場周辺エリアの条件整理(整備の基本方針・事業コンセプト、ゾーニング、紙屋町エリアの回遊性向上、管理・運営の基本方針、スタジアムと広場の一体的計画・整備・運用の可能性など)▽中央公園広場内のスタジアム配置検討(メリット、デメリットの整理、配置の絞り込み、配置計画図作成)▽多機能型スタジアム施設の検討(サッカー以外の利用に関する考え方整理やデザイン理念、客席規模、施設計画、導入機能、機能配置、動線計画、設備計画、再生可能エネルギーの導入などの検討)▽県内外からの年間を通じた集客を目的とした多機能化の検討(ウェブアンケート、サウンディング〈対話〉型市場調査など)。
中央公園広場の年間を通じたにぎわいづくりの検討では、スタジアムを除く部分について複合開発の在り方や整備手法(Park-PFI、設置管理許可制度など)を検討する。このほか、広場内の既存機能の確保、周辺環境への配慮、概算事業費、事業・運営スキームなどを検討し、中央公園サッカースタジアム(仮称)基本計画素案を作成、市民意見の募集を行い計画案を作成する。
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