合流部で行うハード対策のイメージ |
「道路を賢く使うための渋滞対策を、15年度からの3カ年計画や単年度の事業計画にしっかりと盛り込み、快適走行の取り組みを強化する」と話すのは、首都高速道路会社の菅原秀夫社長。渋滞が起こりがちな合流部に付加車線を整備したり、いつの間にか走行速度が落ちてしまう上り勾配区間に速度回復誘導灯を設置したりなど、あの手この手で渋滞を撃退するという。
速度回復誘導灯は、2月に3号渋谷線(下り線)池尻~三軒茶屋付近で運用を開始。効果を検証しながら設置区間の拡大や他の箇所への設置を進めていくとか。合流部に付加車線を整備するといった改修工事は、効果は大きいものの、大規模であるが故に時間と費用がどうしても必要になる。そこで首都高速道路会社は、合流部の渋滞対策に、ジャンクション合流部付近の車線数や優先・非優先路線などの運用変更を任意に行う道路交通指示システム「可変チャンネリゼーション」の導入も検討するという。
本格化しつつある首都高の渋滞解消対策。「平日の昼間はジリジリ動く駐車場」の汚名を返上し、スイスイ走れる都市高速道路に生まれ変わる日が一日でも早いことを、多くの人が待ち望んでいる。
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