中央工学校は5日、東京都北区の本校舎で16年3月卒業予定の学生を対象にした合同企業説明会を開いた。人手不足の建設業界を象徴するように建築、土木など過去最大の210社が参加。初参加の企業も目立ち、理系大学だけでなく、工業系専門学校に通う学生の獲得競争も過熱していることをうかがわせた。
初参加した鹿島グループの鹿島建物総合管理の採用担当者は「今年は企業が採用活動できる期間が短くなった。他社との競争は厳しくなる。専門的知識が豊富な専門学校生は即戦力と考えている」と話した。昨年から参加している向井建設も「大学よりも実戦的な教育をしている」と評価する。
毎年参加している清水建設は「これまで働く場所を限定する地域職の契約社員として採用していたが、今年は正社員として採る。建築施工の人材が足りない」と採用担当者が話す。フジタとURコミュニティの目当ても建築、管理分野の専門人材。時間が限られる中でどれだけ人材を集められるのか、採用担当者の手腕も問われそうだ。
売り手市場の就活戦線で採用担当者の説明にも熱がこもる |
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