戦略的広報推進協／建設業の災害対応でリーフレット作成／国連防災会議で配布へ

　国土交通省や建設業界団体などでつくる建設産業戦略的広報推進協議会は、災害時の地域建設業の役割を分かりやすくまとめたリーフレット＝写真＝を作成した。１４日に仙台市で始まる第３回国連防災世界会議の関連展示会場で配布する。災害現場に真っ先に駆け付ける地域建設業の姿を一般に伝えるのが狙い。英語版も作成し、防災会議に参加する外国人に受け取ってもらう。
　リーフレットでは、大規模災害時には地域の建設会社が道路の障害物を除去して緊急車両の通行ルートを確保することなどを紹介。迅速な対応ができるよう国や地方自治体と災害協定を結んでいることや、災害発生からの動き、豪雪時に一般から寄せられた感謝の声なども紹介している。
　リーフレットは英語版を合わせ１０００部を用意。防災会議の関連展示「世界の防災展」の会場（せんだいメディアテーク）で配布する。若者に建設業の魅力や役割を伝えるツールとして、今後行う学校訪問などでも活用していく。