清水建設／先端地震防災研究棟（東京都江東区）が稼働／高性能振動台２基設置



　清水建設は、東京都江東区の技術研究所に整備した先端地震防災研究棟の本格運用を開始した。さまざまな地震の揺れを再現できる大型振動台「Ｅ―Ｂｅｅｔｌｅ」と、長周期地震動を３次元で再現できる大振幅振動台「Ｅ―Ｓｐｉｄｅｒ」を備え、建物が崩壊するまでの現象把握や、高層建物内の設備や家具の挙動把握・対策検証などハード・ソフト両面の研究開発拠点として活用する。地震体験プログラムを顧客に提供し、防災意識を喚起する場としても役立てる。 　Ｅ―Ｂｅｅｔｌｅは内陸直下や海溝型などさまざまな地震の揺れを再現でき、企業が保有する振動台としては最高性能を誇る。Ｅ―Ｓｐｉｄｅｒは水平、上下、傾きの地震動をリアルに再現できる国内外初の施設という。
　（動画はＥ―Ｓｐｉｄｅｒで長周期地震動を再現している模様）
　
　

技術研究所に導入したＥ―Ｓｐｉｄｅｒ㊤とＥ―Ｂｅｅｔｌｅ