2015年3月31日火曜日

千葉・幕張新都心で大規模開発始動へ/総事業費1800億円

始動するプロジェクトの完成イメージ
 千葉市の幕張新都心で新たな大規模開発がスタートする。千葉県企業庁は、大規模未利用地「幕張新都心若葉住宅地区」(千葉市美浜区若葉3ほか)を、三井不動産レジデンシャルを代表者とする企業グループに280億円で売却することを決めた。
 三井不レジらは1800億円を投じ、総戸数4390戸のマンションを核とした新たな街づくりを進める。敷地は17万5809平方メートル。JR京葉線・海浜幕張駅の北東側に位置し、南東側は京葉線の線路に接している。
 売却が決まった土地は、1989年に幕張新都心が街開きした後、ほとんど手付かずの状態が続いていた。敷地を8区画に分割して開発する。建物の規模は固まっていないが、京葉線の線路沿いの区画には46階建て(高さ150メートル)の高層マンション、その他の区画には最高18階建てのマンションや低層の店舗などを配置する。オープンスペース型のオフィスやカフェ、予防医療や健康増進サービスを提供する医療モールも設ける。
 事業スケジュールは未定だが、マンションは東京五輪・パラリンピックの開催前年、2019年度から入居開始し、10年程度で供給を終える見通しだという。

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