映像を投影しないと普通のガラス、映像を映しても背景が透けて見える |
旭硝子は、透明なガラスに映像が投影できる技術を完成させた。写真をご覧いただいて分かるように、見た目は普通のガラスだが、プロジェクターで画像や映像を投影すると、ガラスがスクリーンに早変わり。映像を映していてもガラスは透明なままで、背景と映像がきれいに融合する。
ガラスの背面から映像を投射する「リア」タイプと、前面から投射する「フロント」タイプがあり、100インチ以上の大画面化や曲面化もできるという。ガラスなのでもちろん電源は不要。
4月にイタリア・ミラノ市で開催される世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ」にブースを初出展し、「従来のデジタルサイネージの概念を覆す、ガラスによる情報と空間の新しい関係を提案する」と旭硝子。高さ約3メートルの透明ガラススクリーンを配置し、建築家の川島範久氏と佐藤桂火氏、クリエーターの遠藤豊氏、映像作家の勅使河原一雅氏による映像空間を作り出すという。どのような展示になるのか、興味がそそられる。
ちなみに透明ガラススクリーンは、「Glascene(グラシーン)」のネーミングで15年下期から販売を開始する予定だ。
0 comments :
コメントを投稿