鉄道好きが年に数回、居酒屋で鉄道ネタを肴(さかな)に勝手に盛り上がっていた内輪の会が昨年4月、クラブとして正式に発足した。転機となったのが、社内イベントで行った鉄道模型(Nゲージ)の運転会。好評を得て、その様子が社内報にも掲載された。
2カ月に1回定例会を開き、情報交換をしながら活動計画を練る。鉄道各社が開催するイベントなどに合わせて見学会を行うなど多彩な活動を展開する。中でも最大のイベントが、毎年夏に本社会議室を従業員や家族に開放して催される神宮花火大会観賞会に合わせて行う鉄道模型の運転会だ。6本の大きなエンドレス(楕円(だえん)形の線路)と車両基地を組み立て、会員所有の列車が目まぐるしく行き交う姿は圧巻。観覧に訪れた子どもたちに大好評だ。
会報も不定期ながら第3号まで発刊している。会員の精力的なリポートが満載で、30ページを超える力作。今後も年に1~2冊を発刊していくと力が入る。
「わがクラブは、一言でいえば鉄道好きの集まりですが、旅行が好き、写真が好き、模型が好き、バスが好き(?)など、多種多様な仲間たちで楽しく活動しています」と会員は話す。近々、東鉄工業の保線機械(マルタイ)のNゲージが一般発売される。この勢いに乗ってますます活動の輪が広がりそうだ。
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