「どうなってるの!?、五輪施設整備」シリーズ、5回目は横浜スタジアムや伊豆ベロドロームなど6会場の現状や今後の見通しなどを紹介する。
釣ケ崎海岸サーフィン会場
釣ケ崎海岸の全景(ⓒ tokyo2020) |
【開催競技】 サーフィン
【施設動向】 千葉県九十九里浜の最南端に位置する海岸。年間を通して良質な波が打ち寄せることから、プロを含め多くのサーファーが集まり、日本人の有力選手も排出してきた。国際大会も含めハイレベルなサーフィン大会も多数開催されている。
一時的に備え付ける仮設オーバーレイ(仮設観客席、テントなど)の基本設計は、INA新建築研究所・エーシーエ設計・手島建築設計事務所JVが他の10施設と合わせて進めている。
横浜スタジアム
運営会社による大規模改修が予定されている(ⓒ tokyo2020) |
【開催競技】 野球、ソフトボール
大規模改修後の施設イメージ(ⓒ 清水建設) |
大規模改修後の施設イメージ(ⓒ 清水建設) |
投資額は85億円を計画しており、増築部分の建築面積は7432㎡。施設はS造4階建て延べ2万1970㎡、高さ約31mの規模。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が定める「Tokyo2020アクセシビリティ・ガイドライン」に沿ったバリアフリー対応は、仮設費用の負担や設計、工事の発注方法を含め大会組織委や東京都、横浜市などと協議する。五輪開催に向けた仮設オーバーレイ(仮設観客席、テントなど)の基本設計は久米設計・東畑建築事務所・石本建築事務所JVが他の8会場と合わせて行っている。
江の島ヨットハーバー
現在の江の島ヨットハーバー(ⓒ tokyo2020) |
【開催競技】 セーリング
【施設動向】 1964年の東京大会でセーリング会場として使用するため、日本初の競技用ハーバーとして整備された。年間を通じて気候が温和なため、数々のヨットレースが開催されている。
神奈川県スポーツ局は22日、「平成29年度セーリングセンター(仮称)新築工事基本実施設計業務委託」の一般競争入札を公告した。東京五輪で使用する同センターはS造3階建て延べ870平米の規模を計画。本年度中に設計を終え、工事を18年度内に完了させる。五輪後も県有施設として活用していくという。
一時的に備え付ける仮設オーバーレイ(仮設観客席、テントなど)の基本設計は、久米設計・東畑建築事務所・石本建築事務所JVが他の8会場と合わせて行っている。
伊豆ベロドローム
木製走路が特徴の競技施設内部(ⓒ tokyo2020) |
【開催競技】 自転車競技(トラック、レース)
【施設動向】 国際自転車競技連合(UCI)規格の周長250m木製走路を有する屋内型自転車トラック競技施設。2011年に開業した。日本サイクルスポーツセンターが所有。全日本選手権自転車競技大会トラック・レースなど多くの大会で使用されている。2016年12月にマウンテンバイク会場と併せて「伊豆ベロドローム・伊豆マウンテンバイク会場整備工事基本設計業務委託」が大建設計に委託された。
伊豆マウンテンバイクコース
【開催競技】 自転車競技(マウンテンバイク)
【施設動向】 全長2500m、高低差85mのマウンテンバイクのオフロードコース。日本サイクルスポーツセンターが所有。ベロドロームと同一敷地内にある。初級者から上級者までが利用できるよう、エリアやルートが分かれている。2016年12月に「伊豆ベロドローム・伊豆マウンテンバイク会場整備工事基本設計業務委託」が大建設計に委託された。
福島あづま球場
五輪開催に向けた改修は18年度着工予定(ⓒ tokyo2020) |
【開催競技】 野球・ソフトボール
収容能力は3万人。プロ野球や社会人、高校など さまざまなレベルの試合が開かれている(ⓒ tokyo2020) |
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