女の人でもこんなに大きなものを造れるんだ-。日本建設業連合会が主催する夏休み特別企画「けんせつ小町活躍現場見学会」に参加した小学生の女の子が目を輝かせながら話した。普段は見られない仮囲いの中の世界に興味津々のよう▼この見学会も今夏で3年目。初年度は現場のさまざまな場面を案内し、型枠や鉄筋の組み立て、測量・墨出し、資材揚重など多くの体験をしてもらう盛りだくさんの印象を受けたが、本年度は見どころを絞り、普段体験できない貴重な時間を過ごしてもらうことを大事にしていると感じた▼子どもの目線やスケール感を大切にしながら伝えるなど経験を重ねたからこその工夫やアイデアが随所に。熱中症対策の徹底や保健師の同行など運営面の改善も図られていた▼けんせつ小町の多くが、小さい頃に建設の仕事に触れるような経験を持っており、それが入職の動機になっている。見学会に参加した子どもたちにとって、小町が将来への選択肢を増やす存在になっているに違いない▼あの夏の見学会が建設業を目指すきっかけになりました-。そんな小町と再会できる日を楽しみに待ちたい。
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