日本の技術を使った雨水貯留施設の建設が、ホーチミン市トゥードゥック区のヴォー・ヴァン・ガン通りで始まった。積水化学工業グループの「クロスウェーブ」と呼ばれる雨水貯留システムを道路の地下に設置する工事で、8月5日に完成する。ベトナムの市街地では大雨の際の浸水が大きな問題となっており、短期間で工事が完了する同技術の普及に期待がかかっている。
クロスウェーブは公園や学校、駐車場、空港などさまざまな場所に設置可能。再利用可能なプラスチック製のモジュールを使用している。設置後は埋め戻して地上空間を利用でき、ヴォー・ヴァン・ガン通りの貯留池は、25tまでの車両が走行できる。たまった水は植栽の水やりに使われる。
(セイ・ズン 8月4日)
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